スキー場跡地にメガソーラー開設、大江山などで
https://www.kyoto-np.co.jp/local/article/20190601000028
京都府宮津市小田の大江山スキー場跡地など7カ所で進められていた合計出力約3・2メガワットの大規模太陽光発電所(メガソーラー)の竣工(しゅんこう)式が31日、同跡地で行われた。企業や地元関係者が再生エネルギー発電の安定稼働を願った。金下建設、京セラ、オムロン子会社のオムロンフィールドエンジニアリングが設立した特別目的会社・丹後太陽光発電合同会社が開設した。
同スキー場跡地の発電所は計2・2ヘクタールあり、ゲレンデ2カ所にパネルを敷設した。出力は計約1・7メガワット。ほかに、宮津市内に2カ所、舞鶴市、兵庫県豊岡市、福井県若狭町にそれぞれ1カ所発電所を設けた。これらの発電で一般家庭700世帯分の年間電力消費量に相当するという。
式典で金下建設の金下昌司社長は「地元地域や関係官庁の協力で実現できた。地域社会の活性化につながるよう努力したい」と話した。
大江山スキー場は地元出資の合同会社が運営していたが、2016年に閉鎖。地元の上宮津自治連合会の八尋慈教会長(68)は「土地を貸しており収益が入る。それを地域活性化にどう生かすかが課題だ」と述べた。