自家消費専用「マイクロ住宅太陽光」、パネル1枚から設置可
https://tech.nikkeibp.co.jp/dm/atcl/news/16/010811853/
金属製屋根などを手掛けるカナメ(宇都宮市)は、自家消費専用の住宅向け小規模太陽光発電システムのパッケージ商品を製品化した。
太陽光パネル1枚から設置可能で、最小2m2の設置スペースがあれば低コストで太陽光発電を導入できる。「マイクロソーラー」の製品名で1月1日から全国で発売を開始した。
日々の電気代の節約を目的としたもので、家庭で日中使い切る分だけを自家発電する。太陽光パネルごとに小型パワコンを付属させることで、従来のような大型のパワコンを必要とせず、ケーブルを既存の分電盤に直接接続するだけで設置できる。なお、蓄電池機能は持たない。
太陽光パネルの変換効率は20.4%で、出力300W/枚。1枚単位で設置でき、3枚(900W)で一般的な戸建住宅の日中の電気をほぼ賄える。出力保証25年、製品保証10年となる。固定価格買取制度(FIT)を利用しないため煩雑な申請が不要で設置後すぐに運用できるという。
価格はオープン。参考価格は50~80万円(設置枚数などにより異なる)。太陽光パネル2~3枚程度の小規模システムの場合、従来と比べて5割近いコストダウンが可能という。全国の工務店、ハウスメーカー、リフォーム会社へ販売し、2019年度に600棟1億5000万円の売り上げを目指す。