Lightyearが世界初の長距離ソーラーカーを発表 – MICRO SOLAR ENERGY
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Lightyearが世界初の長距離ソーラーカーを発表

lightyearが世界初の長距離ソーラーカーを発表

https://www.agara.co.jp/article/12051

【カトワイク(オランダ)2019年6月25日PR Newswire=共同通信JBN】クリーン・モビリティーのパイオニアであるLightyearは25日、初の長距離ソーラーカーを発表した。オランダのカトワイクで早朝、投資家、顧客、パートナー、報道機関にプロトタイプが公開された。Lightyearの最高経営責任者(CEO)兼共同創設者であるレックス・ホーフスルート氏(Lex Hoefsloot)は「この瞬間は新たなドライビングの時代を象徴している」と述べた。

Photo: https://mma.prnewswire.com/media/928326/Lightyear_One_At_home.jpg
キャプション:Lightyear One – At Home

LightyearはBridgestone World Solar Challengeで優勝したSolar Team Eindhoven出身者によって2016年に創設された。発足以降、Lightyearは主要な投資家から賞、助成金、支援を受けてきた。これにより、同社はわずか2年で初の長距離ソーラーカーのプロトタイプを開発できた。Lightyear Oneは効率性と安全性を最大化するために設計されている。競合相手よりもバッテリーは長持ちし、陽光の下ではいつでも充電できる。

ホーフスルート氏は「気候変動は恐ろしいほどに進展しているため、ほとんど麻痺している。当社はその逆のことをすると決めた。つまり、エンジニアとして何かができると信じていた。Lightyear Oneはモビリティーを良い方向へ変えるチャンスを示している」と述べた。

これはほんの始まりに過ぎない。「新技術は単価が高いため、富裕層向けの市場で始める必要がある。当社が開発を計画している次のモデルは、購入価格が大幅に安くなるだろう。さらに、将来のモデルは自動運転車およびシェアカー群に提供されるため、購入価格は大勢のユーザーの間で分担されることになる。安い車両運用コストを組み合わせることで、高品質のモビリティーを安い走行キロ単価で提供をすることを目指している」と述べた。

▽Lightyearについて
Lightyearのミッションは、クリーン・モビリティーをすべての人、すべての場所で利用できるようにすることだ。Lightyearは、エネルギー効率の高い設計と統合された太陽電池を使用して電気自動車を開発している。天候によるが、太陽があれば最長年2万キロの走行が可能だ。この急成長中の会社は2016年に設立され、現在100人以上の従業員がいる。チームには若い才能と、テスラやフェラーリの元従業員を含む自動車業界の経験が融合されている。Lightyearはまた、ヘルモントに自社の製造施設を開設した。2年足らずで同社は留保、投資、助成金により2000万ユーロ以上の資金を調達した。同社はCES Climate Change Innovatorを受賞し、Postcode Lottery Green Challengeの最終選考に残った。最近では欧州連合(EU)の研究・イノベーションプログラムであるホライズン 2020から助成認可協定848620の下で資金提供を受けた。www.lightyear.oneを参照。